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M&Aはお見合いと同じで
経営者同士が同じ方向を向けるかどうか

ユメヤ株式会社
代表取締役社長 都世子徹

譲渡企業様

ユメヤ株式会社

愛知県春日井市に本社を置く太陽光発電事業者。不動産の売買、管理、土地の調査、太陽光発電システムの設計、施工、メンテナンスまでをトータルで手掛けている。風力や水素、バイオマスなど再生可能エネルギーの導入サポートに加え、PPSや蓄電池、投資リスクのない電力経費削減システムなど、幅広いスキームを提案できることに強みがある。

代表取締役社長 都世子徹

1999年に太陽光発電、エコキュートの施工販売を手掛ける住宅リフォーム会社としてユメヤを創業。固定価格買取制度が始まる前から太陽光発電のコンサルティング事業に携わってきた。製品やサービスの質を高め、顧客からの信頼を獲得することを目的にJET太陽光発電システム保守点検認証、ISO9001/14001の認証の取得に尽力した。2024年3月に持株のすべてを太成ホールディングスに譲渡。現在はM&A後も事業活動が円滑に行えるよう、会社の経営に残ってPMI(合併後の統合:ポスト・マージャー・インテグレーション)の活動支援を行っている。


Interview CASE.05

会社を譲渡しようと考えたきっかけは何だったのでしょうか?

私が60歳を迎えるという個人的な理由と、ニーズが変化したというビジネス環境によるものの2つがあります。
当社は創業から25年が経過しました。私は経営の第一線で体を張って仕事をしてきましたが、将来に対する不安がどうしても頭をよぎります。事業を承継する方法は複数ありますが、従業員や顧客、取引先に迷惑がかからず、最良の方法だと感じたのがM&Aでした。
外部環境の変化もあります。太陽光発電は儲かるという時代がありましたが、現在は脱炭素や環境への配慮という要素が強くなりました。電気の買取価格も下がり、顧客のニーズが変化したのです。それに伴って販売する商品やスペック、取引先も変わってきました。
太陽光発電という既存の枠組みに囚われず、新たなビジネスモデルに最適化するタイミングが訪れていました。また、業界には大手ゼネコンもプレーヤーとして参入しています。
経営体制を強化し、競争力をつけるという意味においてM&Aが最適だったのです。

M&Aにおいて何を重視しましたか?

従業員が安心して働ける環境を確保することです。交渉においては、この部分がぶれないようにと心に決めていました。
自分の会社を売るとなると、一般的には譲渡金に気を取られるケースが多いことは承知しています。私は自分が損した、得したという話ではないと思っています。多くの従業員やその家族の生活と将来がかかっているのですから。その点、譲渡先の太成ホールディングスは安心できました。経営トップは年齢も若く、経営者の仕事に対する志の高さを感じました。従業員の働きやすい環境を整備してくれると思ったのです。

譲渡先が太陽光発電事業者ではなかったことに不安はありませんでしたか?

全くありません。むしろ、別業界の会社だということが決め手だったくらいです。
成功体験を持つ経営者は、確立したノウハウを他の会社にも適用することがあります。同業者によるM&Aだと、意見がぶつかり合ってユメヤらしさを失う懸念があったのです。私たちが25年の間で蓄積したノウハウを生かしつつ、顧客との新たな接点を持つという意味では大成ホールディングスが最適な相手だと感じました。
経営の自由度も高く、譲渡後も従業員は生き生きと働いています。

今回、初めてM&Aに取り組みました。

担当したコンサルタントが真摯に向き合ってくれたのが印象的でした。
中小企業の経営者というものは、悩みが尽きません。ヒアリングを通して私の思いや重視しているポイント、譲渡したい背景にあるものを理解してくれたと感じています。
人柄も相まって信頼できる相手になりました。交渉や進行はスムーズで、ストレスに感じることは特にありませんでした。M&Aを進めるにおいて、表面化していない要素はたくさんあると思います。それを受け止め、上手く進めてくれた印象がありました。

実際に経験をして、中小企業のM&Aで何が重要だと思いますか?

数字には表れない経営者の思いやミッション、事業の目的を、関係者がどれだけ理解してくれるかですね。
正直なところ、事業規模の小さい会社は業績が安定しません。良いときもあれば、悪いときもあります。そうした事業活動の枝葉に囚われすぎず、売り手側と買い手側のビジョンが一致するよう仲介会社が取り計らうのが重要です。
M&Aは、結婚に至るお見合いと非常に近いものがあると感じました。細かなことよりも、お互いが同じ方向を向いて話ができるかどうかが大切なのです。
多くの経営者は、様々な事情を抱えていると思います。他者に明かしたくない秘密を持っている人も多いでしょう。経営者の高齢化が叫ばれているにも関わらず、M&Aが進みきらない背景の一つに相談しづらいという経営者の本音があるはずです。
まずは一歩踏み出すことが重要なのではないでしょうか。実際に仲介会社に相談することで、思いもよらなかった相手が現れることもあります。
買い手側や仲介会社のコンサルタントも、そうした経営者の本音を理解して建設的な議論を重ねることが重要だと感じています。

譲渡後のユメヤには何を期待していますか?

太成ホールディングスは野心的な経営スタイルを持っています。良い意味で会社が変化し、新たな時代の到来に柔軟に対応してもらいたいですね。従業員が今以上に活躍することを願っています。
中小企業は必ず困難にぶつかります。M&Aによって環境が変化するため、何らかの壁に当たることもあるでしょう。それを乗り越えた先に成長があると思っています。