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コンサルタントの伴走で
初めてのM&Aでも6カ月のスピード成約

株式会社ジャパンセキュリティプロモーション
代表取締役 山本芳樹

譲受企業様

株式会社ジャパンセキュリティプロモーション

1986年設立の総合警備会社。東京都と栃木県に拠点を持ち、関東圏を中心に事業を展開。従業員20名、警備員270名で、施設警備、車両巡回警備、私服保安警備、交通誘導警備、イベント警備などを行っている。各警備業務に特化した警備員を配備することが特徴。精密機器や薬剤の研究施設警備や、大規模災害を想定した官民合同交通誘導警備を担当した実績を持つ。2020年に神奈川県に本社を置くKSPグループの傘下に入った。

代表取締役 山本芳樹

株式会社ジャパンセキュリティプロモーションの親会社であるKSPグループで、18歳から警備員のアルバイトを開始。大学卒業後の2000年に新卒社員として入社した。施設警備やイベント警備、機械警備、現金輸送警備など、現場の仕事を一通り経験した後、本社で警備員管理業務や営業、総務などを担当した。組織管理業務を得意としており、2020年のM&Aを機に代表取締役に就任。


Interview CASE.03

M&Aを検討したきっかけを教えてください。

当社は営業エリアを広げようと、拠点を構えては撤退するということを繰り返していました。
警備業は警備員という”人”への依存度が高く、新たな拠点を構えると、人材を獲得して教育するという大きな壁を乗り越えなければなりません。正攻法ではなかなかうまくいかずに悩んでいました。
M&Aで会社や事業を手にすると、すでに教育された人材がそろっており、顧客との信頼関係も構築されています。拠点を構えるには莫大な労力や時間もかかりますが、M&Aであれば素早くエリアを拡大できます。

今回の案件は検討を開始してから6カ月というスピード成約でしたね?

はい、しかも私はM&Aが初めてだったうえ、株式譲渡ではなく、事業譲渡という一般的には時間がかかる手法でした。スムーズに進められた要因は2つあると考えています。
1つはM&Aコンサルタントが適切にアドバイスをしてくれたこと。もう1つは売り手のオーナーが親身になって対応してくれたことです。
M&A初心者は、どのようなプロセスを踏んで契約まで進むのかがわからず、身構えるものです。しかし、私を担当してくれたM&Aコンサルタントは、専門用語を使わず、親身になって話をしてくれました。
しかも、こちらからの相談や要望について、白黒はっきり答えを出してくれます。クライアントにいい顔をしたい営業担当者は、答えをぼかすことが多いものです。そういったところがなく、納得させてくれたうえで気持ちよく最後まで進めることができました。柔軟性もあるため、交渉においても通すべきところは通してくれ、非常に信頼できるコンサルタントでした。

売り手のオーナーも親身になってくれたと?

そうです。誠実な方で、警備の現場のことも組織づくりのことも知り尽くしていました。従業員や会社のことを大切にしている印象を受けましたね。事業譲渡の場合、従業員は転籍することになります。そのため、一人ひとりに会社が変わることを説明し、新しく雇用契約を結ばなければなりません。
顧客にも、取引先が変わることを説明する必要があります。そのプロセスに時間がかかることが多いものですが、売り手オーナーは下準備をしてくれており、必要に応じて従業員や顧客に十分な根回しをしてくれていました。そのため、関係各所への連絡を迅速に進めることができました。
事業譲渡を終えた後も引継ぎで顧問として面倒を見てくれています。アフターケアも十分でした。必要な書類もそろっていたため、デューデリジェンスからクロージングまでもストレスがありません。トップ面談時に受けた好印象が、最後まで変わることはありませんでした。

実際にM&Aを行った印象はいかがですか?

やはり、ゼロから拠点を構え、顧客を開拓するよりも圧倒的に有利です。警備員として就職すると、警備業法に定められた警備員教育を受けなければなりません。業界未経験の人の場合は20時間以上もの教育、訓練を受けて基本技術を身に着ける必要があります。数日間かけての研修が必要です。
それも人材を獲得できればこそで、売り手有利な市場である現在、警備員になろうとする人材は少ないと言えます。週末に休みが取れるような条件の良い仕事が選ばれてしまうためです。かつて警備員は働けば働くほど稼げるというイメージがありましたが、今は労働時間が厳しく制限されています。進んで警備業に足を踏み入れる人がなかなか現れません。
M&Aは業務をこなすのに必要な人材がそろっています。顧客との信頼関係も構築されており、ゼロから実績を作る必要もありません。機会があれば、ぜひまたM&Aでチャンスを広げたいと考えています。

今後の展望についてお聞かせください。

更に拠点を拡大したいと考えています。
新型コロナウイルス感染拡大時は、コロナワクチン接種会場の警備や交通誘導などの仕事が増えました。最近は高齢者宅を狙った強盗、テロリズムとも呼べる不穏な行為が世間を脅かしています。警備の需要は高まっています。
しかし、人手不足によって顧客の要望に応えきれていない会社が多いのも事実です。
警備が必要な場所に、必要な人数を迅速に集められるようにするのがベストだと考えています。それが顧客の満足度を高めるのはもちろん、生活する人々の安全を守ることになります。
警備の仕事は防犯カメラや警備システムの導入によってある程度の省人化は図れるようになりました。しかし、最終的に現場にかけつけて人々を守るのは”人”です。十分な人材を確保し、拠点を広げる有効手段として、今後もM&Aを活用したいと考えています。