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M&Aは経営者のアイデアを承継して
PDCAで磨き続けること

株式会社アルタナーサリー
代表取締役社長 上田厚作

譲受企業様

株式会社アルタナーサリー

埼玉県、東京都、千葉県を地盤とし、認可保育所と小規模保育事業所を複数運営している。「幼少期に身に着けた力が人生を変える」という教育観のもと、ゼロ歳からの対話型コミュニケーションを保育に取り入れている。2023年3月に同じく小規模保育事業所等を運営するSunny Smile、KIZZ、ハートキッズの3社を子会社化した。

代表取締役社長 上田厚作

大学を中退し、株式会社光通信に入社。家庭用インターネット回線等の営業・管理職を経験。その後、教員の仕事がしたいと、早稲田大学に復学して英語と福祉の教員免許を取得。さらに、東京大学大学院に進学し、メンタルヘルスや教育の専門家から母子保健や乳幼児教育に関する指導を受けた。保育士養成機関の教員を務めて日夜研究を行う傍ら、保育士資格を取得し、保育園の経営を開始。社員を含めた生活習慣管理の独自のメソッドを確立し、食育と徳育を重視した保育園経営に注力している。


Interview CASE.04

今回、M&Aを行おうと考えた理由は何でしょうか?

保育事業を確実に拡大したかったのがM&Aに踏み切ったきっかけです。
これまで営業会社での経験をもとに、自社で全22園を開設してきましたが、保育園の開業は自治体への申請、土地やテナント探し、保育士や園児の募集まで、数多くのプロセスを踏む必要があります。特に自治体による公募が開業のカギを握っており、タイミングを逃すと拡大の機会を逃します。
経営者は社員の成長と待遇向上のために、適正成長率を見極めて事業を拡大する必要がありますが、M&Aであれば公募に影響されず、すでに運営している保育園をグループ傘下に収めることができると気付きました。M&Aは初めての経験でしたが、狙い通りの結果が得られて満足しています。
私は大学院時代に精神科医のもとで児童福祉の研究を行い、保育士養成機関の教員を務めていた経験があります。これらの経験を元に保育園を運営する中で、生活習慣管理の独自メソッドを確立しつつあります。自らが確立したノウハウを、譲受した他の保育園にも活用したいと考えています。

実際にM&Aを行った印象はいかがですか?

期待以上のものが得られました。
譲受した会社の経営者と話し、社員とも触れ合う中で、保育や事業のアイデアをたくさんもらうことができました。M&Aは経営者が育てた事業のアイデアを承継し、磨き続けるものだと実感しています。私が磨いてきたノウハウとM&Aで得た新たなアイデアを上手く組み合わせ、グループ全体でのシナジー効果を高めることができています。
シナジー効果が高まれば、また新たなアイデアが生まれ、より良いものへとPDCAを磨きこむことができます。これこそがM&Aの醍醐味なのだと知ることができました。会社を承継するだけでなく、経営者として成長し、視野を拡げる数々のヒントを得られました。

結果として満足の行くものになりましたが、初めてのM&Aで不安はありませんでしたか?

不安はありませんでした。
私は紹介された案件に対して、すぐに意向表明書を出させてほしいと、当社を担当してくれているM&Aコンサルタントにお願いしました。即断できた背景には、コンサルタントと面談を重ねる中でその人柄が優れ、人間観察力があると直感的に感じたことがあります。信頼できるコンサルタントのフィルターを通して会社の情報を得るので、疑念や疑問を持つ理由がありません。
また、私が相談した内容や課題に対して的確な意見を出し、M&Aに必要な知識を整理してわかりやすく伝えてくれました。先回りして不安感を払拭してくれたのだと思います。
相手の経営者は保育理念をしっかり持った方だということも伝わりました。私の経験上、熱心に保育に取り組んでいる会社は組織の統制がとれています。簿外債務のような致命的な問題点を抱えているケースもほとんどありません。

それが3か月というスピード感のある成約に至った理由ですね

そうです。
保育園はスタート時期が4月と決まっており、新体制もそれに合わせたいと考えていました。その希望が叶ったのも、コンサルタントの支援があってこそのものでした。
M&Aは関係者といかに信頼を構築するかがポイントです。今回のコンサルタントは、私のM&Aにまつわる構想を強力にバックアップしてくれました。その紳士的な姿勢に厚い信頼を寄せることができました。
初めてのコンサルタントとの面談でパワフルな印象を受けたのですが、仕事ぶりは私の期待を上回る精緻かつ迅速なものでした。
最も時間がかかるデューデリジェンスにおいては、後から追加で聞くことがないくらい完璧なものでした。

今後の展望についてお聞かせください。

今回のM&Aは交渉から成約、PMIに至るまで、満足度の高いものとなりました。
経営者になると自分の適性を最大限に活かした方向に向かいやすく、視野が狭くなる局面もありますが、M&Aからは、これまで考えてこなかった事業理念や経営のヒントを得られ、私に成長のチャンスを与えてくれています。
今後は譲受した会社のアイデアを引継ぎ、磨き上げてシナジー効果を高めたいと思います。また、事業拡大と社員の成長のため、有効な選択肢のひとつとしてM&Aを活用していくつもりです。
M&Aは仲介手数料が高いという声も聞かれますが、私はそうは思いません。むしろ安いと感じたくらいです。コンサルタントがいない状態での交渉は考えられません。これほど交渉がスムーズに進んだのは、仲介があったからこそのものだと感じています。
コンサルタントとは成約後も交流があり、ビジネスのアイデアを交換する良きパートナーとなりました。

担当コンサルタント 株式会社イノベーションリーダーズ M&Aコンサルタント 新井孝明

神奈川県横浜市出身。大学卒業後、建設会社にて施工管理士を取得し、施工管理及び法人営業に従事。その後、当社にて建築業界のM&Aコンサルタントとして活躍、その後専門領域を広げ、今年度は社会福祉業界を中心に複数社のM&A成約に関与する。その他、中堅中小企業のさまざまな業種のM&A仲介サービスを行う。経営者との信頼関係を重視しており、M&Aにおいてはわかりやすさを心がけている。