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2018.08.01 コラム

映画「海賊と呼ばれた男」を見ると、なぜ創業者は号泣するのか? 出光が大企業として成長するまでの創業者のものがたり

映画「海賊と呼ばれた男」は2016年12月に公開されています

映画「海賊と呼ばれた男」を見ると、なぜ創業者は号泣するのか? 今夏、JAL国際線の映画プログラムで、これを見るときは号泣注意!!

「海賊と呼ばれた男」のモデル出光佐三の経営とは?

出光を創業した出光佐三は、異端の経営者と呼ばれる。
本屋対象を受賞した<海賊と呼ばれる男>は、百田尚樹氏の作品。
映画は、2016年12月に公開し主役の岡田准一さんが熱演し感動作として大きな話題になっていた。

先週私は、日本からグアムに飛ぶJALの映画プログラムの中でこのタイトルを目にし、出光を創業してから大企業になるまでの物語だと知り早速見ることにした。

映画の中で、佐三は国岡鐵造という役柄で出てくる。
開始早々、創業者であれば胸が熱くなるような場面がたくさん出てくる。

国岡鐵造が、今の経営者たちと徹底的に違うのが、本気で社員を<家族>と考えていることだ。
経営者と労働者は、共に手を携えて進んでいく家族。そこに対立と言う構造はない。

映画の中で描かれている終戦直後のシーン。
国岡鐵造に役員が、この状態ではもう会社を畳むしかないと進言したとき、「何をがっかりしている。一番の財産がまだ残っているではないか」と言い、戦場から戻ってきた社員を全て雇い入れた。

まさに、苦しい時にリストラを進める大企業が多い中で、社員は家族そして財産を体現したシーンである

涙腺崩壊。ふたりの会話に注目

映画中で涙腺崩壊シーンはいくつもあるが、特に名シーンを紹介したい。

国岡が創業した時、資金を出してくれたのが木田章太郎。
実は、会社の株主と言うわけではなく、単純に資金だけ出している国岡にとっては恩人。

創業して間も無く国岡商店は倒産の危機になる。どうにも運転資金が回らなくなるのだ。
その時、現状を伝えた国岡に木田はこう言う・・・

『三年であかんかったら五年やってみいや。
五年あかんかったら十年やってみいや。
私にはまだ神戸の家が残っている。あれを売ったら七千円位の金は出来る』

『それでもあかんかったら、一緒に乞食(こじき)をやろうや』

・・・泣。。

創業期、どんな経営者も大小はあれ苦難に直面する時があるだろう。
そんな時、この言葉を正面からまっすぐに言ってくれる人がいるのはどんなに心強いだろう。

この言葉を言う木田も、言わせる国岡の魅力にも震えるとと共に、3年でダメなら5年、5年でダメなら10年・・・とシンプルな言葉ながら、当たり前のこの言葉が私には印象的だった。
一生懸命の渦中にいるときは、未来へと目線を引き上げてくれるメンターのような存在は尊い。

この映画をみて、先人が凄いを感じて欲しい

会社の命は経営者が変わってもずっと続いていく・・

今頑張っている経営者、誰かに会社を引き継ぎしようとしている経営者・・・様々な状況で、様々な決断をしている方がいると思う。

今の日本経済は厳しいと良く聞かれる言葉だが、この映画の中に出てくる人物たちは正真正銘戦後のとてつもなく厳しい時期を乗り越え、日本経済の土台を作ってきた。

どんな困難も考え方次第、勇気をもって前をみて立ち向かっていく事が出来れば、まだまだ私たちはやれる事がたくさんあると思う映画だ。
ぜひ、この夏休み<海賊と呼ばれた男>を見て、色んなことは感じて欲しい。

この記事の編集者

村田 理恵 M&Aコンサルタント
株式会社 INNOVATION LEADERS 代表取締役

起業後、起業家向けのインタビューTV番組を運営。さらに、上場会社のIR部門に特化したIR動画制作を展開。その他、新規事業開発を行い自社コンテンツもM&Aを利用し売却。
現在は、サンプリングメディア「プレゼント付録」事業を展開。また、冠婚葬祭業界のM&A仲介実績では年間2桁の実績値を誇る<M&Aオール>を展開中。