【M&Aで売って後悔するパターン】～やってわかったオーナーたちの本音～

M&Aと聞くと、「大企業の買収劇」をイメージされる方が多いかもしれません。でも、いま日本では中小企業のM&Aが急増しています。その背景には、経営者の高齢化や後継者不足があります。

ところが、せっかくM&Aを実現したにもかかわらず、「売らなきゃよかった」「もっと準備すべきだった」と後悔するケースが意外と多いのです。なぜ、そうしたことが起こるのでしょうか？

「価格」と「人」にまつわる後悔

まず多いのが、「もっと高く売れたのでは」という後悔です。

会社の売却価格というのは、業績や資産だけでなく、買い手との交渉力にも左右されます。ところが、知識や経験がないまま話を進めてしまうと、本来の価値よりも安く手放してしまうことがあります。

さらに、買い手の調査（これを「デューデリジェンス」と言います）によって、思いがけない負債や税務上の問題が指摘されると、売却額が引き下げられることもあります。

また、価格以上にオーナーを悩ませるのが「人」の問題です。「社員を大切にしてくれる買い手だと思っていたのに、配置転換や待遇の変化があった」という声も。企業文化や働き方が急に変わると、長年一緒に働いてきた社員の居場所が失われることもあります。

「もっと高く売れたのでは？」という後悔は、一つだけの会社で面談し、相手の言う通りの条件で進めてしまうことでもよく見られます。いくつもの候補者の中から最適なパートナーを選択し、決断ができると納得感が得られます。

「その後の人生設計」が甘かった

M&Aを終えたオーナーの中には、「売ったあと、何をしたらいいか分からない」という声もあります。

会社の経営というのは、仕事であると同時に「生きがい」でもあります。毎朝決まった時間に出社し、社員や取引先と顔を合わせる。そうした日常が急になくなると、心にぽっかり穴が空いてしまうのです。

もちろん、売却益を使って新たなチャレンジを始める人もいます。ただし、「投資で失敗した」「新しい事業がうまくいかなかった」というケースもあり、かえって「自社を持っていたときが一番よかった」と感じることもあります。

M&Aは単なる資産の売買ではありません。「企業のバトンを誰にどう渡すか」という、大きな決断です。そしてその後、どんな人生を歩んでいくのか――それもまた重要なテーマです。

売却価格や契約条件に目が行きがちですが、「自分が大切にしてきたものをどう残すか」「自分の人生をどう描くか」まで考えることで、後悔のないM&Aに近づくことができます。

さて、あなたが経営者なら、M&Aのその後について、どんな未来を思い描きますか？

最適なコンサルタントと仲介会社を選択すること

M&Aを失敗に終わらせないために重要なポイントが3つあります。

1.M&Aの経験値が豊富なコンサルタントを選ぶこと
2.買い手候補者やトップと実際に話せる機会を多く提供する仲介会社を選ぶこと
3.M&Aに慣れている買い手を提案する仲介会社を選ぶこと

最近はM&Aの仲介会社が乱立しており、経験不足なコンサルタントが目立つようになりました。M&Aの知識や特定の業界の知識不足、提案力の欠如、サポート不足によって売り手側のストレスが高まることも少なくありません。経験豊富なコンサルタントを味方につけましょう。

買い手候補者との面談数を多く設ける会社を選ぶことも重要です。M&Aは結婚に例えられる通り、相手との相性が満足度を大きく左右するためです。更に相手がM&Aに慣れていると、交渉や売却後の舵取りがスムーズに進みます。

少ない企業と条件などの話し合いを進めてしまうと、「もっと高く売れたのでは？」という後悔のもとになりかねません。複数の会社を紹介してくれる仲介会社を選びましょう。

M&Aオールは経験豊富なコンサルタントが多数在籍し、特定の業界に対する知見も持ち合わせています。トップ面談の数は業界内でもずば抜けて多く、オーナーの満足度を高める努力を重ねてきました。

会社の売却を検討していたら、M&Aオールにご相談ください。無料相談はこちらで行えます。

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